小切手詐欺をどう避けるか?コンピュータのおかげで、偽の小切手を作るのがより簡単になっており、銀行は顧客が電話やインターネットで口座を開くのを認めていることもあって、小売業界だけで、年間120億ドルも不渡り小切手のおかげで失っています。小切手詐欺による損失の半分はそれによるものだと業界はみなしています。業界の分析者の中には、不渡り小切手の問題は今後年間25%も増大すると見ている人もいます。
多くの企業は、小切手詐欺対策として、小切手保証、小切手検証そして回収サービスを頼りにしています。しかし、最初の場所で不正小切手を受け取らないよう未然に防ぐことが、最善の対策です。最近のEmst & Youngの調査によると、販売業者の75%は小切手の事前認定のために第三者による検証サービスを使っており、16%は事務処理規定書に沿った検証方法を用いており、13%は独自の確認システムを使用していたとのことです。
小切手詐欺と戦うためのその他の対策については次の通りです:
- 小切手の受け取り制度を確立する。一貫して確実にそれに従ってください。身分証明書として提示すべきもの、小切手に添付すべき必要情報、さらに小切手の記載限度額はいくらかを定義付けたものを契約規則に盛り込むべきです。注意:州によっては小切手のためにクレジットカードの番号を要求するのを法律で禁じている所もあります。
- 身分証明書を要求してください。小切手を受け付けるレジスター係は、顧客の名前と住所と電話番号が小切手に印刷されており、さらにそれが、身分証明書上の情報と一致しているかを確認すべきです。小切手上の言葉で書いた金額と数字で書いた金額を必ず一致させてください。もし銀行が違う金額の小切手を処理するのを認める場合は、言葉で書いた金額が数字で書いた金額より優先します。
- 顧客の身分証明書が現行のものであることを確認してください。偽造小切手の50%以上は、期限切れの運転免許証で現金支払を受けています。
- 小切手の上にレジスター係の身分証明番号かイニシャルを記録してください。訴訟になった時この情報が必要となるでしょう。
- 小切手に関して感を働かせてください。ほとんどの小切手の紙は同じ重さで同じ手触りですから、販売業者は、小切手に関する「感」も考慮に入れるべきです。政府が発行した小切手を除き、商用小切手は端に点線状の切り取り穿孔があるはずです。活字の形体もまた、一致し揃っているはずです。
- 番号を調べてください。不渡り小切手の90%は500以下の番号です。しかし、顧客が小切手口座を開き、大きい番号から小切手を使い始めるのはほとんど阻止できないということを心に留めて置いてください。
- 第二、第三者の小切手は受け付けないでください。実際には、毎年書かれる600億の小切手のうちほんの約1%が不渡りとして戻ってきます。支払サービス業界のためのニュースサービスであるニルソンレポートによると、小切手詐欺の3分の1は解約した口座と「空小切手」に起因しているそうです。さらに27%は模造小切手、24%は偽造、そして12%は破産によるもので、小切手詐欺の5%はその他の理由によるものです。
レストランや接待業の事業主は小切手詐欺に関しては平均よりも高いリスクにみまわれています。電子機器など、盗品が簡単に売りさばかれるような業界で、事業を営んでいる販売業者もまた、小切手詐欺の高いリスクをはらんでいます。
不渡り小切手に起因する回収は不可能ではないにしても、難しくなりがちです。全国で、資金不足で返送される小切手のうち全額支払われるのは3分の1以下です。しかし、もし販売業者が支払ってもらうために迅速に行動をとったならば、回収作業はもっと多くの成功をおさめることができます。