フィラデルフィア-ビジネス ワイヤー
リズ ライアン著
採用の際、応募者をしぼるという点で面接はとてもいい方法です。もし採用の決定権を持っている人の面前に立つ機会が得られたとしたら、それは多分、100くらいもある履歴書の山からほんの少数の有力候補として既に選ばれたと言えるでしょう。その時点で、職を得られる可能性は、ぐんと増します。その高いハードルを跳び越えるためには、当然ながら、下記のことは避けるべきです。採用のための面接試験で避けるべき失敗は次の10項目です。
1. 駐車場や道順について文句を言うこと
それはあり得ないなどと思うべからず!面接官は、暖かく陽気な性格で、職探しをしている人間が、ここは分かりにくい場所だとか、駐車が不便だとか文句を言うのは聞きたくないかもしれません。もし、この会社にたどり着くのが難しかったかどうか訊ねられたら、必ず、「全く問題はありませんでした」と言ってください。
2. 前の仕事や上司や会社について悪口を言うこと
前の職場でいやな経験をしたり、いやな思いをしたり、レイオフになったりした場合、ややもすると前の雇用主がした悪いことを並べ立てがちです。それはやめるべきです!面接者は、「この人はいつか面接で、自分の悪口もまくし立てるのではないだろうか?」という発想をします。
3. すぐにこまごまと述べること
一般に選考過程で、会社の計画、授業料等の弁済規定、あるいは個人用オフィスの大きさなどについての詳細を知ろうとし、必要なことを全て学ぼうとすると長い時間がかかります。一回目の面接では、これらのことについては、どれも質問すべきではなく、その時点では、組織と役割についての会話に焦点を絞った方がいいです。
4. 這いつくばること
雇用主は、仕事ができて、その仕事に対して熱意を持っている人を採用したがっています。無職というのはうれしいものではありませんが、応募者が、「お願いだから、どうか私を雇ってください」というような態度を見せると、それはあまり魅力的ではなく、それは、死に物狂いの応募者として自分自身を売り込んでも採用の可能性を増すことはできません。
5. 質問を理解しないで答えてしまうこと
面接での質問に対する最悪の答えは、ちゃんと聞いていなかったということが分かるような返答です。面接者が、「計画やプロジェクトの方針の変更を、納得させなければならなかった時について、話してください」というような、考えなければならないような質問をした場合は、「ああ、そんなことは何回もありました」などと口を滑らしてはいけません。時間をかけて質問をよく考えて、思慮深い返答をすべきです。部屋の中で数分間の沈黙があったとしても、誰にも害はないでしょう。
6. ぼんやりしないこと
どんな面接者であっても、相手がぼんやりしている時は分かります。帰りの電車はプレーオフのゲームを見るのに間に合うかどうかなどと考えていたりすると、面接者には目を見ただけで分かってしまいます。常に注意深く気を配るべきです。
7. だらしない姿勢をすること
椅子に仰け反ったり、頭を手で支えたり、頭の後ろで両手を組んだりしてはいけません。話す時は常に正しい姿勢と態度を保ってください。
8. 罵倒雑言を口にすること
たとえ一度でも、下品で卑しいこの種の言葉を口にした場合は、これで面接は完全に終わったものと思ってください。
9. 自分の不幸について語ること
同情的な面接者にはつい、この職探しは自分にとって本当に大変で、まだどこからも、呼び出しの通知をもらっていない、という話をしたくなるものです。でもそれをしてはいけません。賢い応募者ならば、前向きの印象を与えるはずです。例えば、「ここでお会いできてうれしいです。この仕事は楽しそうですが、私は、職探し市場での自分の価値を冷静に判断できる人間でもあります。」
10. 嫌悪感を催すようなことをすること
これは常識ですが、歯や鼻を穿ったりしてはいけません。こんな悪い習慣は一回で面接を駄目にしてしまいます。両手をひざの上かあるいはテーブルの上にきちんと置いてください。